ノベルティに最適!シルク印刷とは?
企業のプロモーションやイベントの記念品として活躍するノベルティグッズ。その中でも、企業ロゴやオリジナルデザインを印刷する方法として「シルク印刷」が広く利用されています。今回は、そんなシルク印刷の特徴やメリットについてご紹介します。
シルク印刷とは?初心者にもわかりやすく解説!
シルク印刷(シルクスクリーン印刷)は、版を使ってインクを素材に押し付ける「スクリーン印刷」の一種です。版画のようにデザイン部分だけにインクを通すことで、紙やプラスチック、布、金属など幅広い素材に印刷できます。
ノベルティの制作においては主に、バッグ、ポーチ、タオル、傘のパネル・カバー部分等生地物への印刷を行う際に主に使用されます。
シルク印刷の流れ
シルク印刷は、入稿データをもとにインクが通るようにメッシュ状のスクリーン版に焼き付け加工を行います。使用する素材に適したインクを調合、版の上からインクを乗せ、ヘラを使ってインクを押し出しながら素材に直接インクを刷り込んで印刷を行います。最後に乾燥機もしくは自然乾燥でインクを定着させて完成です。

①デザイン原稿の版を作成
インクが浸透するように、デザインデータ原稿の部分だけ焼き付けを行います。

②印刷
印刷の位置調整をした版に、インクを盛り専用のヘラを使用してインクを版から押し出して印刷を行います。

③完成
印刷した本体を乾燥させて完成!
弊社YouTubeチャンネルで印刷風景を公開中!
シルク印刷が選ばれる理由
シルク印刷は、ノベルティ(販促物)でよく使用されるバッグ類から、近年記念品・ご成約品で採用される機会が多い折り畳み傘等の、主に生地物に名入れを行うことができます。
印刷できる形状に制限はございますが、印刷対応可能素材も幅広く、布や多少凹凸のある面でも広範囲に綺麗に印刷ができます。
シルク印刷4つのメリット
特徴1
耐久性が高い

シルク印刷は乾燥の際にインクをしっかりと定着させるため、摩擦や水に強く、長期間使用できるのでノベルティにも最適です。
特徴2
様々な素材に対応

コットン、不織布、ナイロン生地、プラスチック製品、紙、ステンレス等の様々な素材に対応しています。シルク印刷であれば、ノベルティとしてもよく使われるトートバッグ、ノート、Tシャツへの名入れにも適しています。
特徴3
広い範囲に名入れ

パッド印刷と異なり、大きいサイズの印刷が行えますのでアイテムに対して、ロゴや企業名、キャラクター等を大きく印刷することが可能です。
※商品によって印刷可能範囲は異なります。
特徴4
コストパフォーマンスがいい

製版を行いますので、制作する個数が多いほど1枚あたりの単価が下がります。大量生産に向いており、単価を抑えつつ高品質な印刷ができます。
シルク印刷のデメリット
①細かいデザインには不向き
紙印刷と異なり、粘土の高いインクを使用して印刷を行なっているので極端に細い線
(0.1mm以下)グラデーション等の繊細なデザインの表現が難しい場合があります。
②色数が限られる
1回の印刷で1色しか印刷できないため、多色デザインの場合は複数回の工程が必要になり
コストが上がってしまいます。
③小ロットだとコストがあがりやすい
製版代が発生する為、小ロット生産では割高になってしまいます。
④印刷可能な形状に制限がある
印刷方法の手法状、曲面・凹凸のある形状には印刷を行うことができません。
シルク印刷で広範囲に名入れを行う場合は平面のアイテムのみとなります。
シルク印刷に関するよくある質問にお答え!
Q1.仕上がりはどんな見た目?

A. パキッとした印刷の仕上がりとなります。生地によっては印刷面に生地の質感も出る場合があります。
Q2.納期はどれくらいかかるの?
A. 通常2〜2.5週間ほどでお届けいたします。
※2月後半〜3月半ば、9月半ば〜12月にかけては名入れ工場が繁忙期になる為、3〜4週間ほど要する場合がございます。
※アイテム、数量により変動いたします。
※お急ぎの場合の特急対応もご相談承っております。
Q3. 印刷色は選べるの?
A. DICかPantoneでご希望の印刷色をご指定いただけます。
Q4. どんなものに印刷ができるの?
A. シルク印刷は、不織布、コットン、ナイロン等の布物、プラスチック、紙、ステンレス、木等平面であれば様々な素材に印刷を行うことができます。
ノベルティでは主に、トートバッグ・エコバッグ・ポーチ・傘・ノート(大きいサイズの印刷)・Tシャツ・ポロシャツ等によく使用されます。
Q5. 写真やキャラクター印刷はできるの?
A. デザインによっては可能です。グラデーション・フルカラーの表現はできかねますが、色数の少ないシンプルなベタ表現、1色印刷でカケアミ表現は可能です。
印刷できないデザイン

・多数の色を使用したデザイン
・細かすぎるデザイン
・グラデーションのあるデザイン
表現可能なデザイン

・易的な単色ロゴ
・社名・会社情報等の文字
・モノクロの風景、写真
・グラデーションのないイラスト
Q6. 1色で中間色の表現はできるの?
A. 表現することはできません。その為、データ上でデザインを制作する際は、全て濃度100%で制作をお願いいたします。
例)印刷色ブラック、濃度100%+濃度50%の表現
→濃度50%はグレーに該当する為、ブラックとグレーのシルク2色印刷となります。
NGデータ

発注内容:シルク1色印刷、印刷色がオレンジ
NG理由:複数の濃度調整でデザインを制作している為
OKデータ

発注内容:シルク2色、印刷色オレンジ2色
※版ズレが生じる可能性がございます。
シルク印刷で作るおすすめのノベルティアイテムBEST5
シルク印刷は以下のようなアイテムによく使われます。
1.バッグ類
- 特徴:展示会やイベント時のパンフレット・資料・サンプルをまとめる用のバッグ。生地・サイズ・デザインと種類も多彩で、ショッピングバッグとしても人気。
- おすすめの理由:中に物を入れて持ち歩く為、第三者の目に触れやすくブランド露出効果が高い。
■シルク印刷で名入れができるバッグ例




2.ノート、バインダー、メモ帳
- 特徴:ビジネスシーンや私生活でも活躍するステーショナリー商品はユーザーからも喜ばれやすいアイテム。貰い手を選ばない王道ノベルティの一つ。
- おすすめの理由: 平たい長方形で、嵩張らず保管・配布がしやすい。印刷可能範囲も広くデザインの自由度も高い。パッド印刷でワンポイント名入れもできますが、大きいサイズで印刷したい時はシルク印刷がおすすめ。
■シルク印刷で名入れができるステーショナリー例




3. ポーチ
- 特徴: 機能性を重視したビジネス向けのシンプルなデザイン〜女性向けのおしゃれなデザインまで種類が豊富。
- お勧めの理由:エンドユーザーの手元にも残りやすいアイテムで、日常遣いができるので訴求力も高い。
■シルク印刷で名入れができるポーチ例




4. 傘(ジャンプ傘、折り畳み傘)
- 特徴:年中通して屋外で使える生活雑貨。近年では雨晴れ兼用のラインナップも多く注目が高まっている。
- おすすめの理由:屋外で日常遣いされる為、ブランド露出効果が高い。さらにUVカット効果のある雨晴れ兼用であれば、天候問わず使用してもらえる。単価は高めなのでご成約品や記念品におすすめ。
■シルク印刷で名入れができる傘例




5. ウェア(Tシャツ・ポロシャツ等)
- 特徴:スタッフ用ウェア、イベントの景品、物販等様々なシーンで使用できる。イベント時に着用すれば、エンドユーザーの目にも触れやすい。
- おすすめの理由:印刷可能範囲も広く、デザインの自由度が高い。貰った時のインパクトも大きく訴求力も高い。
■シルク印刷で名入れができるウェア例




まとめ
シルク印刷は、耐久性と美しい発色が魅力の印刷方法です。
しかし、細かいデザインの再現や多色印刷には向かない点があるため、用途に応じて適切な印刷方法を選ぶことが大切です。自社のロゴやオリジナルデザインを活かしたノベルティ制作を考えている方は、ぜひシルク印刷での名入れを検討してみてはいかがでしょうか?
販促日本一では、ご予算・ご条件に合わせて最適な名入れ方法をご提案いたします。
ノベルティの制作でお困りの方は、お気軽に販促日本一までご相談ください。
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